春漂流記

目指すは「無意識」の存在証明。

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20 2010

Discovery

(ココログを日々のできごとメモにしていたのだけど、いらなくなったので閉鎖していくつかこっちに転載していきます)



日常的に誰もしたことがないような体験ができるところが、私のアピールポイントだと思い込む。

電車の中で、少し離れた位置に固まって座ったサラリーマン集団が、休日の過ごし方を発表しあっていた。
私は下を向いて、携帯電話をいじりながらなんとなく耳を傾けてみた。
次々とゴルフ、寝る、買い物、ドライブ…と、普通の休日が羅列されていく。
だいたい出尽くしたところで、最後の一人が少し言いにくそうにこう言った。
「うーん、そうですね。日がな一日ディスカバリーチャンネル見てますかね」
彼らを取り囲む空気が一瞬にして「はぁ?」という感じになった。
私は思わず顔を上げ、その男を見た。
男にかなりの共感を覚えたのだ。
だが、しまった、と思う間もなく目が合ってしまった。
しかも、困ったことになぜかお互い目が逸らせなくなってしまったのだ。
見つめ合う二人。時間にして10秒足らず。
私は拳を握り、それから親指を立てて、小さく、しかし力強く彼に向かって突き出した。
我ながら、なぜあんなことをしたのかわからないし、言われるまでもなく変な人だ。
次の瞬間、奇跡が起こった。
男が、私に向けてグッと拳の親指を立ててニヤリと笑ったのだ。
つられて私もニヤリと笑う。
そして、私たちは何事もなかったように目を離した。
私は携帯電話をいじり、男はまた話の輪に入っていった。

ディスカバリーチャンネルが紡いだ、刹那の友情。
こんなこともあるから、基本笑って生きていられる。

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