春漂流記

目指すは「無意識」の存在証明。

-- --

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Posted by | --:-- | Comment [0] | TrackBack [0] | スポンサー広告

«prev | home | next»

19 2006

なぜ?どうして?

「小学校第三学年国語科教科書を作ろう!」
という無謀な計画は、もうのっぴきならない状況まできております。
卒業制作だからって、調子に乗ったかも。ぶいぶい。


先生に「なぜ、デザイナーが提案するものが、ドリルでも参考書でもなく『教科書』でなければならないのか」と聞かれ、困ってしまった私。


しかし、それって案外簡単な答えがあるんじゃないかと、考えてみたんです。

「教科書神話」と言われてしまうと、何とも言い返しづらいのですが、戦後日本の教育は教科書とともに歩んできました。
確かに、多くの欧米諸国には教科書制度そのものがありません。(南オーストラリア州、オランダ、アイルランドにはあるそうな)
したがって、そういった国々の子どもたちは、先生が選んできたテキスト(出版社が各々勝手に出す学習指導書・参考書のようなもの)で勉強します。
よく、日本の教科書検定制度はドイツの制度を見習ったものだ、と国は言いますが、旧東ドイツにそういった制度があっただけで(言論の自由が保障されていない頃の話)、今世界中の民主主義国家と言われる国の中で教科書を検定=検閲行為を行っている国は、ほとんどないのです。(中国や韓国は別)
いずれにせよ、教科書を主体に授業を行うスタイルは、欧米諸国には見られないというのが現状です。
でも、私個人は教科書制度に賛成です。検定には反対ですが。
私が、教科書で育ったのもありますし、…うまく言えないんですけど、教科書って神聖な感じがするというか、ちょっと特別なんです。
まぁ、「欧米が、欧米が」という短絡的な見方で教科書制度を否定する意見が多いのは、どうかと思いますし。
ただ現在、日本の公立小学校でも、教科書を使わない授業を行う学校は増えているのですが。
それは、単に教科書の内容が、学力向上に繋がらないほど優しすぎると思われているからでしょう。


とまぁ、前置きが長くなりましたが。じゃあ、私(=デザイナー)が、なぜ教科書を提案するのか。

日本の教育(授業)スタイルの基本は、やはり教科書だと私は思うからです。
ドリルが良くなろうが、参考書が良くなろうが、もっとその根っ子の部分である教科書が良くならなきゃしょうがないと思うんです。
いくら枝葉がきれいになろうとも、やはり根っ子がよくならないとダメです。
それに、せっかく義務教育の時は教科書やらが税金でまかなわれるのに、貰えったものがつまらない上に使われないなんて、馬鹿みたいじゃないですか。
教科書制度を続けていくなら、教科書が一番しっかりしていなきゃ説得力ありません。

今の教科書は、えらい学者さんが作ってます。
だから、将来学者さんになるにはとてもよいテキストになるのでしょう。
でも、すべての子どもたちが学者さんになるわけではありません。

デザイナーができること、それは「多くの視点からものを見る」ということです。
さまざまな立場の人にインサイトし、その人たちに合ったものを作る。

インサイト=他人の立場になって物事を考えてみるという意識は、今の子どもたちにとても必要なことだし、それを端的に伝えられるのはデザイナーじゃないでしょうか。

あ〜…でもやっぱりこれでも弱いな。
やっぱし、現在の日本の教科書を、こけおろすような感じのほうがいいのかなぁ…
むずかし。

なんにせよ、何か足りぬ。足りな過ぎ。

スポンサーサイト

Posted by | 22:45 | Comment [4] | TrackBack [0] | 学生生活

«prev | home | next»

先生
「トマソン」ですね。
路上観察はかなり影響を受けました。(とはいえ、あまり深くは知らないんですが…)
今でも歩いているときそんなものばっかり探したりします。
たしかに、3年生にはちょっと難しいかもしれないです…
ですが、興味のレベル(?)から考えると、小学生レベルなので、
いけるかもしれないです。ありがとうございます。
そして、大田垣さん!盲点でした。そうですね。
わかりやすくて、興味がわいて、たのしい…
あぁ…ますます悩みます…

Commented by [URL] | 01/26 04:10| edit

いいじゃん、こきおろしちゃえよ(^皿^)

南伸坊さんがディレクター務める教科書なんざ、いいだろうねぇ。
顔面額と、とんでも美術論、路上観察学…楽しいだろうなぁ。
↑これ、ヒントのつもりです。著書『歴史上の本人』とか子供に読ませたいね。
まぁ、6年生じゃないとわかんないかも知れないけれど。ちなみに…
南さんや赤瀬川さん達の「路上観察学」知ってるだろうね?ぼくの口癖だけど(苦笑)。
イラストライター太田垣晴子著書なんて、正に新しい教科書的な表現だよね。

Commented by YOSHIMOTO [URL] | 01/26 02:59| edit

そうそう!
そうなんですよ!y氏!
勉強をエンターテインメントにするっていうのは、授業をゲームのようにする訳ではなくて、いろいろ視点を変えることによって、ひとつのものをさまざまな方向から見るってことだと思うんです。
なので(?)、y氏がアメリカで中学生時代を送ったことに関しても、もうちょっと取材させて頂きます。

勉強のおしつけから、自主的な勉強へ。
学研にも公文にもベネッセにもできたことが、なぜ学校にできないのか。
きっと、教科書にもその原因の一端はあるね。

つくるよ。
変な教科書!

Commented by [URL] | 01/20 13:55| edit

うんうん!
僕らが小学校から始まって高校、大学を通じて勉強してきたことって、
実際は現に役に立ってるのかもしれないけど、
そんなことを子供に行っても分かる訳がない。

大人になったら後悔するから、今勉強しときなさい。
ってのは親として最低な教育やと思う。
子供やってロボットじゃないし、
やりたい事やってたくさんあるやろう。
でも、現代の子供は無理矢理勉強を押し付けられているような感じがします。

もっと、子供の心理を考えて、
子供の方から勉強したくなるようなシステムが日本には足りていない。

アメリカにはそんな文化はほとんどなかったけど、
ちゃんと天才的な人物はたくさんいるし、
他の国に負け劣ってる事は1つもない。

勉強って仕方によりゃぁ楽しむ事だってできるのに、
そこに関するエンターテイメント性では日本は欠けてるのかな。

あんまそっちの方面では知識はないけれど、
語ってみました。


春氏がんばって!
おもしろい教科書期待してます!
前にも言ったけど、デザインてのは視覚的なものばかりだけではなくて
考え方やライフスタイルまでデザインやから、
新しい意味での新しい教科書のデザインやってできるはず。

Commented by y_salbenthic [URL] | 01/20 02:02| edit

TrackBackURL: http://pumpkins.blog18.fc2.com/tb.php/113-d9dd38dc

Comment:

© FC2 BLOG / ooq:blog

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。